<伍>
さて、勝者たちは、橋の下で待機しました。
陸にあがったポーク氏、おもむろに橋を渡ります。
そして橋の中央付近、監視員のすぐ脇に、腰を下ろし
あの、極めて恥辱的なポーズをとりました・・・・・。
なんて漢らしい!
我々、極力ゆっくりと、プールを廻りはじめました。
監視員氏は、ポーク氏を不思議そうに見つめています。
しかし、別に悪いことをしているわけではないので、注意も出来ません。
ルール違反でもなんでもないですけれど、
意味がわかりません。
突然橋の上に座り込んで、肛門を広げるようなポーズを取るのですから。
我々にしてみれば腹が痛くなるほど笑える状況ですが、
監視員氏にしてみれば、不条理以外の何者でもありません。
行程、5分の1。ポーク氏の後ろ姿に大爆笑。
行程、5分の2。まっすぐ前を見つめているポーク氏。
行程、5分の3。ちょっと足が下がってきています。
行程、5分の4。ポーク氏と目が会います。
「きちんとポーズ取りなさい」というジェスチャーを送ると、
律儀に姿勢を正し、かわりに
「さっさと廻れ!」
というジェスチャーを送ってきます。
無論、ひたすらゆっくり廻り、通常の倍以上の時間をかけてゴール。
にこやかに橋を降り、ポーク氏は我々に合流しました。
終わってから発覚した事実。
ジューシィ氏は、負けたくない余りショートカットしたそうな。
道理で、抜かれた記憶が無いわけだ。
でも、なんのお咎めも無いのです。
笑えれば、それでいいのです。
さて。
まさかこれだけで終わるわけにはゆきません。
第2回戦です。
勝負方法は、シンプルに「ジャンケン」とし、
ペナルティも先に決定されました。
バイエルン氏発案の、恐るべきペナルティとは・・・
プールの中に、女子中学生の5人連れがいたのです。
彼女たち、大きな浮き輪ひとつにつかまって、
↓こんな状態↓でキャッキャと遊んでいたのです。
うろ覚えですが、配色もこんなだった気がします。
彼女たちはとても楽しそうでした。
宿題もすべて終えて、夏休みの最終日を楽しんでいたのでしょうね。
しかし。
これからやるジャンケンに負けた者に、予め与えられた指令とは。
「潜水して彼女たちの下へ潜り込み、浮き輪の中心に浮上せよ」
「さらに、『ヨ!』と爽やかに挨拶をキメよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジで?
さすがにそれは・・・・・ヤバくない?
ていうか、犯罪に近くない?
下手すりゃ通報されるのでは?
いやそれより、彼女たちが親と来ていて、しかもそれが
たくさんいる「皮膚のあざやかな人」だったりしたら?
・・・・・・・・・・・・・困っちゃうよね、そんなの。
しかも、勝負方法がジャンケンです。
努力で、どうなるもんでも無いのです。運あるのみ。
しかし、やらないわけにはいかないのです。
そういえばこのイベントは「世界ロリコン会議」です。
女子中学生ならば、(ロリとして)相手にとって不足なし。
ロリッ娘たちにチョッカイを出してこそ、真のロリコンと言えましょう。
英語で言うなら「ロリコン・オブ・ロリコンズ」(←適当)。
たとえ通報されても、それはむしろ栄誉。
革命は、常に弾圧されることからはじまるのです(←適当)。
「最初はグー!ジャンケンポン!」
プールの中で、勝負をはじめます。
こんな緊張するジャンケンは、生まれて初めてです。
ジューシィ、グー。
ポークビッツ、グー。
バイエルン、パー。
ナターシャ、チョキ。
一瞬ドキっとしましたが、アイコです。
「アイコデショ!」
ジューシィ、チョキ。
ポークビッツ、パー。
バイエルン、グー。
ナターシャ、パー。
勝負つきません。
幾度か、アイコが続きました。皆必死です。
ふと、流れるプールがやや暖かくなりました。
緊張の余り、誰かが失禁したようです。
しかし、そんなこと気にしていられません。
さらに幾度か、アイコが続き、
「うあああああああああああああ!」
敗者の悲鳴が、夏の終りの空に響きわたりました。
悲鳴の主は、そう。
発案者のバイエルン氏。
果たして、バイエルン氏の運命は?